2007-01-01から1年間の記事一覧
いろいろと追い込まれている。やらなきゃいけない。そう、やらなきゃいけないんだ。 すこし気持ちを和らげるために、本を読む。やわらかくしみこんでくる滋養のあることばをもとめて。 『色と空のあわいで』という往復書簡集の装丁にひかれ、買う。すぐに読…
学校に行って、家に帰って、ファンタグレープを飲んだのはいいんだけど、なんかいまいち調子が出なくて、詩でも読みながら、寝る。 なんか、すごく寒いから、身体のエンジンがなかなかはいらない。やる気が出ない。起きてみても、なんとなく、気持ちが乗らな…
最近、めっきり寒くなってきた。寒いので、外に出るのがおっくうになる。家に閉じこもる。おなかがへる。何か買いに行かなきゃと思うのだけど、家でもじもじ。 おなかがへる。寒い。気持ちまでへって寒くなる。なんか、どんよりとしてくるんだ。 セブンに行…
最近、村上春樹のエッセイが出た。出たのは知っていたのだけども、なんかいろいろとやることが多くて、買わずじまいだった。けども、ひとつ自分のなかでけりがついたので、買って読んだ。 やはり、村上春樹は読ませる。別に、自分は熱心なハルキストではない…
堕落論 (角川文庫クラシックス)作者: 坂口安吾出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1957/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (64件) を見る仁義なき戦い [DVD]出版社/メーカー: 東映ビデオ発売日: 2001/08/10メディア: DVD購入: 2…
というタイトルを読むと、いったいなんのことだろうと思うだろう。が、自分にとっては、映画「仁義の戦い」と坂口安吾はセットなのだ。 どういう意味でセットなのか、そのことが問題だ。では、いかなる意味でセットなのか、それは、坂口安吾の「日本文化私観…
最近読んでいる。精読をしなければならないんだけど、なんかどんどん読んでいってしまう。とりあえず一度味わい、再度、ゆっくり味わい、吟味してみたいとおもう。大森荘蔵 -哲学の見本 (再発見 日本の哲学)作者: 野矢茂樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 20…
とは、一体なんだろう。こころとこころが通じるっていったいどんなことなんだろう。例えば、こころとこころが通じ合うというのは、ホントどういうことなのかっておもう。 「わたしたち、心と心が通じ合っているよね」というとき、いったいなにをもって、ここ…
哲学の文章という気がしない、文章の気持ちよさ。 一つ一つの言葉を誘惑しそれを「征服」―性的な意味で―するようにして語り続ける、「わたし」は、同時に、言葉によって絶えず誘惑されそれに「征服」され続けるのだが、そうした相互交渉を通じて「わたし」が…
少しずつ、少しずつ、着実に書こう。ひとつを、ひとつを確実に、確実に、積み上げていこう。崩れないように。速度を求める。しかし、ゆっくりと。ゆっくりと急ぐ。 きっちりとテキストを読むこと。テキストを適当に読まないこと。素手でテキストと格闘するこ…
フッサールは、<生ける現在>の探求を中心に据えていく。〔…〕ところが、ドゥルーズは、意識が世界に接する定点を探ったり、主体が世界に根づくあり方を掘り下げたりするような考察をすべて退ける。いいかえれば、現在にリアルさの根拠(<生ける現在性>)…
すこしずつだけど動き始めてきた。テンションがあがってきた。しかしその一方で、たるみすぎている感も否めない。 当面は動き続けること。速度を速めつつ、ゆるみつつ、そして、はやめていくこと。 あるいは、地図を描くこと、構造を意識すること、自分は一…
なんとなく、自分は「ゆるみ」というものが必要だとおもう。なんとなしに、自分を「ぎゅっ」としめてしまいがちだ。 けど、結局、根が「ゆるみ」を志向している以上、「ぎゅっ」とできないでいるのだ。 だから、もう少し、「ゆるみ」を意識するようにしよう…
ぼくは、病んだ人間だ・・・ぼくは意地の悪い人間だ。およそ人好きのしない人間だ。 つまり、人間は、永遠にやむことなく、たとえ行先はどこであろうと、自分自身の道を切りひらいていくものなのだ。しかし、ほかでもないそのためにこそ、つまり、このように…
ひさしぶりに、『地下室の手記』を読みかえしている。最近のドストエフスキーブームに乗っかってというわけではないけど、ただなんとなく読み返したくなったので、もう一度読んでいる。 改めて、読んでみると、これがおもしろい。はじまりが、いきなり「ぼく…
ひさしぶりに読書をしている。何を読もうかなとおもっていたら、司馬遼太郎の「世に棲む日々」を読んでみたいとおもったので、一気に四巻を読んだ。 個人的には、どうも司馬遼太郎はそりが合わない気がした。歴史観がとか、そういう難しいことではなくて、単…
どうして今なんだ、とおもうことがいきなり起きた。なんとなく予感めいたものは、うっすらとあったのかもしれない。さらにいえば、それを自分自身どこか望んでいたのかもしれない。 が、しかしである。やはり、いざそうなってみると、気持ちは乱気流である。…
いいものだとおもう。ここ数週間、いったいこの先はどうなってしまうのだろうか。また、なにものでもない、そんな日々へと戻ってしまうのか。そういった不安で、いろんなことが中途半端で、やるべきことをやっていなかった。 けれども、今週すこし光がみえた…
と聞かれたら、今なら迷いなく、「勇気」と答えるだろう。 何に対する勇気というわけではなく、ありとあらゆるものにたいする勇気がほしいのだ。 その一歩をふみだせない、一歩をふみだす勇気。それが、今ほしい。
戦後思想の一断面―哲学者廣松渉の軌跡作者: 熊野純彦出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2004/04メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (16件) を見る
自分の口癖として挙げられるのは「忙しい」である。多忙感という心情的なくせもある。なんとなく、口走ってしまう、「忙しい」。 そして、その思わず自分が発してしまう「忙しい」ということばには、倫理的な問題が潜んでいるらしい。 目のまえの他者にたい…
自己模倣、権威主義、そして、善人面から垣間見える、コンプレックス。 無能ゆえの権威主義なのか。 権威を獲得した瞬間から、堕落がはじまっていたのだろうか。 権威を獲得したゆえの、自己模倣、怠惰、そして、迎合。 自らの無能を自覚しているが故の、叱…
時間管理がうまくいっていない。読むべき本も読んでいない。読みたい本も読んでいない。 時間に余裕があるなというときにサボり、やらなきゃいけないことがてんこ盛りで、しかも、うまくいっていないときこそ、なんだかやる気だけはでてくる。 やる気がある…
副題が、「詩と哲学のデュオ」。この副題だけで、購入。内容は、谷川俊太郎の詩に長谷川宏が散文をつけるというもの。デュオというだけあって、二人のことばの協奏を企図したものといえる。 ただし、実際に読んでみると、二重奏というよりは「競奏」。つまり…