2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【ノート】『哲学のエッセンス ドゥルーズ 解けない問いを生きる』(檜垣立哉,2002)

フッサールは、<生ける現在>の探求を中心に据えていく。〔…〕ところが、ドゥルーズは、意識が世界に接する定点を探ったり、主体が世界に根づくあり方を掘り下げたりするような考察をすべて退ける。いいかえれば、現在にリアルさの根拠(<生ける現在性>)…

意識せねばならぬこと

すこしずつだけど動き始めてきた。テンションがあがってきた。しかしその一方で、たるみすぎている感も否めない。 当面は動き続けること。速度を速めつつ、ゆるみつつ、そして、はやめていくこと。 あるいは、地図を描くこと、構造を意識すること、自分は一…

ゆるむこと。

なんとなく、自分は「ゆるみ」というものが必要だとおもう。なんとなしに、自分を「ぎゅっ」としめてしまいがちだ。 けど、結局、根が「ゆるみ」を志向している以上、「ぎゅっ」とできないでいるのだ。 だから、もう少し、「ゆるみ」を意識するようにしよう…

【読書】

ぼくは、病んだ人間だ・・・ぼくは意地の悪い人間だ。およそ人好きのしない人間だ。 つまり、人間は、永遠にやむことなく、たとえ行先はどこであろうと、自分自身の道を切りひらいていくものなのだ。しかし、ほかでもないそのためにこそ、つまり、このように…

ものすごいはじまり。

ひさしぶりに、『地下室の手記』を読みかえしている。最近のドストエフスキーブームに乗っかってというわけではないけど、ただなんとなく読み返したくなったので、もう一度読んでいる。 改めて、読んでみると、これがおもしろい。はじまりが、いきなり「ぼく…

【読書】世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/03/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (156件) を見る世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/03/10メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 10回この商品を含むブログ (57件) を見る世に棲む日日〈4〉 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/04/10

司馬遼太郎を読んだ。

ひさしぶりに読書をしている。何を読もうかなとおもっていたら、司馬遼太郎の「世に棲む日々」を読んでみたいとおもったので、一気に四巻を読んだ。 個人的には、どうも司馬遼太郎はそりが合わない気がした。歴史観がとか、そういう難しいことではなくて、単…