自己模倣、権威主義、そして、善人面から垣間見える、コンプレックス。
無能ゆえの権威主義なのか。
権威を獲得した瞬間から、堕落がはじまっていたのだろうか。
権威を獲得したゆえの、自己模倣、怠惰、そして、迎合。
自らの無能を自覚しているが故の、叱責。
もはや、そこに前進はない。あるのは、停滞。
しかし、権威ゆえの、停滞の許容。
堕落し続けるのだろう、そして、模倣し続けるのだろう。
自らのよるところは、一度獲得した地位のみ。
けっして、闘いは挑まない。あるのは、迎合だけ。
権威への、無知なるものへの、そして自らの迎合者への。
それが、自らの無能さを隠す、手段なのだから。
自己模倣だけはするまい。
手垢にまみれ、そのまみれていることさえ直視せず。
その人物の小ささたるや、なんとも情けなし。
しかし、知らぬものは、尊敬しつづけるのだろう。
けれども、いつかは、その仮面を引き剥がされるのだろう。
いや、
引き剥がさなくてはならぬ、その卑屈で無能な善人面の仮面を。