「ウェルビーイング」を見つめて

 今年初めに個人ブースに閉じこもり、ノートを書きながら自分との対話を続けた。今年のテーマを模索した。そして、自分にとっての「幸せ」を探求しようと決めた。

 振り返ると、自分が「充実する時間」をぼんやりとだが、見出せた。それは、できるだけ外に翼を広げて、興味あるものを見聞きするようにした結果からだと思う。もちろん、インプット、特に読書量が少なかったという課題はある。けれども、自分なりの「時間の活かし方」が見えてきたと思う。

 結局、自分が「ウェルビーイング」な状態にあるのは、「自分の世界を自らの手でつくっていく時間」だと感じる。読書する、文章を書く、音楽を聞く、絵を見る、それらは全て世界に対する「自分の見方や考え方」を豊かにし、いろんな気づきを得られる。それによって、確かな自分の世界を築いているという実感こそが自分にとっての「well-being」なんだと思う。