想像力を広げること

 誰も経験したことのないことが続いていく。推測しながら、様々なパターンを考えていく。それが全部、適用されることはない。むしろ、ほとんど適用されることはない。

 けれども、考えなくてはならない。なぜなら、何がどうなるのかわからないから。だからこそ、先を読んで、読んで、選択肢を考えて、それを判断材料として用意をする。判断材料を多く検討することが、最善手を打つことにつながっていく。

 もちろん、それが最善手とは限らない。もしかして、他の手の方がよかったかもしれない。そう迷うこともある。しかし、だからこそ、決断の根拠となるよう、多くの選択肢を考える必要がある。

 そのためには、想像力の幅を広げることだ。想像して、求められる決断と行動のために、あらゆることを考えつくしていくことが今できることだ。想像力こそが、今私たちに求められる。それは、他者に対する思いやりも含めててである。