歳をとることによって、やれることとやれないことが見えてきた。例えば、キャリアを考えていくと、年齢制限というのもある。やりたくてもやれなくなるという現実。そうしたことを一つずつ受け入れていくことが歳を重ねるということなのかもしれない。寂しいことでもあるし、楽になることかもしれない。諦めるということを現実として受け入れることだ。
一つ一つを味わうこととを意識する。漠然と、何となく、飲み込んでいくのではなく、一つ一つを味わうことだ。消費ではなく、味わい、考える人間でいたい。文化的な、精神的なものを大切にし、人としての味わい をもつ。ただ数を重ねるのではなく、味わいを価値にしたい。