アウトプットすること

 書くことで、考えが磨かれる。発表する場があるからこそ、情報が集まってくる。アウトプットすることがあるから、学びの循環が生まれることを実感する。

  日常業務にそうした研究業務が入ってくるのは、楽ではない。けれども、やらなくてはいけないからこそ、アウトプットを意識してインプットをする。所属を越えて対話する。さらにアイデアが磨かれ、アウトプットのかたちになっていく。その結果、アウトプットも自分が想定したものと違った、広がりと深みが出る。

 研究に関わることをしていきたいなと願っていたものの、社会人になりいわゆるスタンダードな道を歩んでこなかった。近からず遠からずといった感じで、研究に関わることはあまりなかった。自分でと思っても、そんなに意思が強い人間ではない。

 けれども、願っていたら、現実になってきた。

 その現実は、ちょうど社会人10年目にやってきた。アウトプットすること、それが自分を成長させることを実感している。