心身の緩み

 2016年も45日経った。人は弱い。意思を強くもつというのは難しいものだ。ああなりたいという理想を持っても、それを現実化できない怠惰な自分がいる。

 その姿勢が心身の緩みにつながっている。大きな落とし穴が待っていた。恥をかき、それが自身への不信につながる。しっぺ返しというやつだ。

 自分の持ち味は、一生懸命にやること。不器用でも、ただただ一生懸命にやることだったはずだ。それが、相手に伝わり、信頼関係を結ぶことができたはずだ。

 自分が凡人であることを自覚せねばならない。凡人であるならば、日々の鍛錬によってのみ、平凡を保ち続けることができる。努力することが自らの道。努力を怠って乗り切れるほど、腕は立たない。

 緊張感のなさと自己点検を怠ったツケが今に回ってきたのだ。それを忘れて他者批判することの愚かさが自らへの不徳へと回ってきたのだ。因果応報。よい縁は自らの行いによってのみ引き寄せることができる。