人生はわからない

 人生とは何が起こるかわからない。計画を立てたとしても、計画通りにいくとは限らない。一つの出来事によって、大きく状況が変化する。予期していないことが起こり、自分自身が揺らぐ時もある。だから、人生は面白いのかもしれない。

 わからないことの面白さや思い通りにいかないからこその達成感など、予期せぬ出来事の連続性や偶然性の中に私たちは生きている。偶然性に身を置いているのだ。こうしたいと願っていてもその通りになんてなかなかいかない。理想を描いても、うまくいかない。

 でも、それでいいのかもしれない。自信がなくても自分の人生を肯定することだ。肯定こそが人生だ。肯定する事によって先が見える。肯定していこう。いくら否定をしようとも、そうはいかないのだ。

 現実から出発しよう。観念ではなく、私たちはリアルに身を置いているのだ。具体こそが人生だ。リアリティある私は、今ここにいる。今ここから出発しよう。それが、私なんだ。