身体性からの出発

 からだに目を向けることの大切さを実感している。忙しく、気持ちが落ち着かず、怒りっぽくなっている時は、からだに注意がいかなくなる。

 暴飲暴食をやめられない。体調がよくなくなる。疲れがたまり、いろんなことがめんどくさくなる。体重には余計な脂肪がつき、さらにからだが重なくなる。動きたくなくなる。

 からだはこころをあらわす。

 からだは具体的だ。観念ではなく、現実的だ。からだが前のめりになる時、こころもまっすぐだ。からだって、いまの自分をうつす鏡なんだ。

 観念的ではなく、現実的な身体をとらえること。自分のからだを見るだけでなく、見られていることを意識すること。他者からの視線を意識することで、からだに意識がいく。他者から見えるのは、わたしのからだしかないのだから。その意識がいまのこころに目を向けさせてくれる。

 からだの声を聞こう。自分の声に耳を傾けよう。身体性を大事にしよう。