ひとの本質

 ひとはどんなときに、その本質を見せるのだろうか。それは自分が強い立場になったときではないだろうか。そのときにどうひとと接しているのか。そこに、本質が出る。だからこそ、気を付けなくてはならない。自分に資源があるからこそ、服従させるために使うのか、活かすために使うのか、そこにそのひとの本質が生まれる。

 いじわるをするということはどういうことか。それは、そうすることでしか、自己の存在証明をできないからだ。それ以外の方法でしか、自己を認めさせることができない。すればするほど、自分の小ささを証明しているようなものだけれども、やめられない。なぜなら、そこでしか自分の優越感を得られることができないからだ。

 自己の存在証明をいかにして行うか。そこに、本質が見える気がする。自らのもつ資源をいかにして使用するのか。その資源の使い道こそが存在証明に他ならない。わたしは、ひとを生かすことに使いたい。