結局のところ、勉強量なんだよ。

 新たな提案の背景には膨大な思考と読書が欠かせない。長年の蓄積からしたたり落ちるエッセンスが深みのある提案となる。

 

 勢いのままやってもいいが、それがどこまでの広さと深さなのかに無自覚なら、一発屋になってしまう。

 

 アンテナを張ること、それも自分にとってソリの良いものばかりをキャッチしてはいけない。違和感を抱くものにこそ、自分が明確になっていく。

 

 けれども、それだけではだめで、それをストックしていかなくてならない。そして、ストックだけでなく、書くことだ。それにより思考は磨かれ、より深く潜れる。

 

  それらの行為を意識的に継続できることが、提案力につながる。だが、それを身に付けるには、それを生み出す時間術が必要だ。その時間術には、生産性のある仕事が前提となる。

 

  つまり、自身の生産性を高めることが勉強量につながり、それによってさらに生産性が高めるという好循環が生まれるのだ。