【14−05】スタート

 新年度が今日始まった。今年度の自分の役割は、ズバリ「裏方」である。自分がいつでてもよいようにしていくことである。そして、そういうポジションが自分に期待されていることをわかっている。もちろん、このポジションを与えられるまでにいろいろとあった。正直、ふざけるなと思うこともあった。でも、結局は自分の次のステップのためには、このポジションが必要なステップというのも事実だろう。
 これで、くさることも、手を抜くこともできるだろう。でも、くさったからといって、世界は変わらないのだ。結局のところ、今ある自分がどんな未来の自分とつながっているのかと意味づけは確実できる。だから、意味ある一年になるように、努力するしかないのだ。裏方ならば、裏方にしかできない努力をする。そして、置かれたところで咲くのだ。
 今年、最初に「置かれたところで咲きなさい」という一冊をとったのは決して偶然ではないのだ。どんな境遇にあり、どんな立場に置かれたとしても、そこでどんな花を咲かせるのかは自分次第なんだ。うらむこともあるだろう、むかつくこともあるだろう、けれどもそこを「ぐっ」とこらえて、軽やかに、時にはいらつきながら、けれども、なんとかしようとする、それが自分の生き方なのだと思う。器用で華麗になれない自分であることを受け容れること。不器用で、泥にまみれ、陰になってその状況を生き抜く、その「一生懸命さ」が自分の価値なのだと思う。そして、そのことが自らの人格を磨くことにつながっていくのだ。
 人格を磨くこと、逆境こそ愛すべし。それが、自らを育てる種となり、栄養となるのだ。根をはりながらも、翼を広げている、そんな1年後の自分を想像しようではないか!!