いたわる

 今週が終わった。ようやく乗り切れたというのが正直なところだ。疲れはピークに来ていた。イライラもマックスに達しようとしていた。他人に対して不満が出るときは、疲れている証拠だ。疲れると、感情の許容量も減ってしまう。だから、人に厳しく当たってしまう。そして、うまくいかないと怒る。

 人間の器が大きくなれば、怒ることも少なくなるし、流せることも多くなる。

 まだまだ人としての修行が足りないなと実感する。やれるかもと思ったら、難しいかもと自信を失ってしまう。その繰り返しだ。そうして、自分の体を労わることを忘れてしまう。自分の目標は「体」だったはずだ。それが日々の忙しさで見失いがちだ。

 自分の体を労ろう。労わることで、きっと人にも優しくできるはずだ。人格を磨くことは容易ではない。人に思いやりを求める前に、自分が人を思いやれるようになりたいものだ。そうして、人は成長していく。体の労りが自分を磨く第一歩だ。