[14−03]溜めのとき

 新天地に来て、時はあっというまに過ぎていった。生活や仕事にも慣れた。そして、来年度はひとつの区切り、けじめの年度になる気がする。
 今年度もあと少しだ。春からは、人も部署も変わる。今年度は、アウトプットの年と決めていたこともあって、走り続けた一方で、しっかりとしたインプットを行えなかったと思う。それが、年度終わりの息切れ感につながっていたのだろう。
 自分なりのスタイルは見えてきた。しかし、それが最後の方でブレ、迷いにつながって、息苦しさへと変わっていた。大事なのは、アウトプットするための良質なインプット、そして良質なアウトプットを生み出すためのリフレクションである。
 「インプット、アウトプット、リフレクション」のサイクルをまわしていくこと、それを習慣化することを意識していかなければならないと思う。期せずして、来年度の自分のポジションは、前に出るというよりは「裏方」「つなぎ役」。だからこそ、できる時間もある。そして、それは次の場所への溜めの時間でもあるということをアドバイスされた。
 溜めのときを意識して過ごすこと。その中で、良質な知識と習慣を身に付けていくことが自分の課題である。そのためには、無駄なもの「捨てる」ことが必要となってくる。そしてそのことは同時に、自分のニーズをつかむことが大事である。<内なる声>に向き合うことが大切だ。

追伸。
 いままで読書録や鑑賞録をかねていたが、時代は便利なもので、読書メーター鑑賞メーターなるものがこの世の中にはあるという。だから、それを機に、そっちに移行しようと思う。