最近、ひとつのイベントが終わった。中心メンバーではなく、あるチームの一員として参加した。
とにかく、自分はチームをうまくまわすことに徹した。自分の役割もあったが、それよりも、その役割+αの動きとして、いかにしてチームがうまくまわっていくかを考えて動いた。というのも、どちらかという、必要以上に動かなかったり、マイペースなメンバーが多いだけでなく、新規メンバーもいたからだ。
だから、とりあえず、自分は触媒役になろうとおもって、とにかく走った。走って、こうしましょう、こうしてくださいなどなど、ベテランの先輩も「使って」しまった。その時は、これがいいと思っても、次の10分後には、状況が変わったりしたので、あそこに動いてくださいなどなど、ちょっと失礼だなと思ったが、そのほうがいいのだから、そうした。
そして、勝手がわからない、アシスタントできた新規メンバーもああしてほしい、こうしてほしい、休んでいるのを見つけたら、あそこにいってほしいなどなど、いや、「うるさい」奴と思われたかもしれない。でも、知識や技術をもつことも大切だけど、とにかく運動量があることが大切であることを知ってほしかった。たしかに「量より質」なんだけど、まずは運動量があったほうが絶対いいのだ。無駄走りもあるんだけど、それを重ねていくことによって、「気づく」ことも増えるし、知識や技術を生かす「タイミング」というのをつかめる。だから、まずは運動量ということを伝えたかった。
というわけで、他のチームの人から「今日も、汗だくになって、よく動いていたね」という、ほめことばなんだか、皮肉なんだか、どちらとも取れる言葉をいただいた。
でも、自分としてはうれしい。そして、自分の役割を思った。昔からそうだった。自分は、どちらかというチームを先頭に立って引っ張るタイプではない。どちらかといえば、声を出したり、走って足りないところに入ったり、フォローにまわることでチームをうまくまわすタイプだということを。自分のリーダーシップの取り方は、結局のところ「つなぎ」と「カバー」なのだと改めて考えた。
[h23読了68]- 作者: 佐倉統
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自然科学としての進化論を概観するとともに、その自然科学としての進化論を「人間」と「情報」というキーワードによって人文科学とを架橋しようとする意欲的な一冊である。筆者の立場をひとことでいうならば、「自然主義」である。つまり、自然科学の成果を取り入れつつ人間観・自然観を語り出そうとする立場である。そして、それは古代でいえばアリストテレス、近代でいえばカントという哲学者を筆者が引き合いに出して言うように、哲学と自然科学を重ね合わせようとする、すなわち自然と文化のあわいにたって、「人間」を考えようとする営為に他ならない。
[h23読了67]- 作者: 梅田望夫
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再読。読むたびに、自分がうなずく定理やひかれる定理が変わっていく。それは、きっといまの自分がおかれた状況を投影させながらよんできるからだろう。自分はウェブ時代に成功するチームの在り方を理想としているのだと思った。それは、グーグルの在り方である。オプティミズムに彩られたコミュニケーションと志向性をベースとする「知的で、オープンな」共同体。それは、「コミュニティ」をベースとするアメリカの民主主義の理想形なのかもしれないし、それはまるで、真木悠介=見田宗介の提唱するコミューンの在り方である「交響体」なのかもしれない。