手引きと相互承認

 今必要なのは、手引きすることと相互承認である。

 手引きというのは、到達すべき目標に向かって必要な技能と段取りを仕組むことである。仕組むということは、逆算の思考である。それを可能にするのは、見通しと余裕である。余裕があることは、創造性を生み出す。ギリギリで仕上げないからこそ、目配りができ細やかな仕事ができる。

 そして、その手引きを効果的にするのが、チーム内の相互承認である。相互承認があることで、手引きを生かそうとする。ただ、その相互承認を生み出していくのか、そこにも手引きが大事となる。相互承認を生み出す段取りである。そのために最適な方法を見出し段取りを組むことにより、メンバー同士の信頼感が生まれ、その信頼感から互いの個性を十二分に発揮し、このチームで良かったという肯定感が生まれる。

 手引きと相互承認、この二つがこの夏のキーワードであり、それが信頼されるリーダーへの一歩となる。