夏もすっかり終わりだ。サライを聞くと、夏の終わりを感じる。マラソンは20周年だったそうだ。たしか、マラソンと同じようにサライもそのくらいではなかったかと思う。番組内企画で、谷村真司と加山雄三が時間内にテーマソングを作り、その中で寛平さんが走った、そんなテレビ的記憶がよみがえる。
番組をみながら、「がんばれ」ということばに思いをはせる。がんばれとは、共感を呼び起こす言葉であると同時に狂気を喚起する言葉なのではないかと思う。あくまでも、それは感覚ではあるのだけれども。
夏は終わる。しかし、終わったからと言って、歩みはとまらない。また一歩踏み出し、歩き、時は過ぎていく。
しかし、その一方で、なかなかしこりがとれない。部屋や仕事机の整理がなかなかできないでいる。シンプルに。整えなければという気持ちはあるが、身体が動いていかない。この一年は「実」を掲げた。
実がないという思いが募るのに比例して、身への問いかけが増えていく。「実」と「身」、それはどこかでつながっていくのかもしれない。いったい、どんな「実」を得ることができるのだろうか。しかし、そんな欲があればあるほど、実を得ることばかり考えると、どんどん身が削られていくのかもしれない。
[h23読了58]- 作者: 川口和久
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甲子園を見ながら、なんとなく野球っておもしろいなと思った。一球、一球、という間をとりながら局面が変わっていく。将棋的なスポーツだなと思う。というわけで、ブックオフで買ってみた。タテの投手とヨコの投手がいる。そして、ピッチャーとキャッチャーというバッテリーっておもしろいなと思う。自分は体育の授業ではピッチャーとキャッチャーの両方しかやったことがないのだが、こじんてきには自分の構えたところにピッチャーがその通りに投げて、三振取った時の快感っといったら。