泰然自若

 春が過ぎ、梅雨も明けようとする季節の変わり目。この春を思う。始まりはよかった。しかし、始まりから、自然さを失っていってしまった。自然体であることが大切なのに、不自然な会話、不自然な言葉が積み重ねられた。不自然さが誤解を生む。何かがそうさせていたのだ。ある種、躁状態にいたと思う。

 「泰然自若」

 この言葉を胸に刻もう。ゆったりとすること。己を信じること。無欲であること。やはり、欲が強すぎると、不快感を生む。過剰であることよりも、余裕があること。そのことがかえって恵みをもたらすのではないか。無欲の果実というやつだ。
 自然体、自然体、自然体、流れに身をゆだねる。ゆだね、整え、そして、黙して語らず。そうすることではじめて、よどみがなくなっていくはずだ。
 まずは、心を、物を整えよう。そして、よどみをすくっていこう。雑念をとりはらおう。


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今やる人になる40の習慣

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