気負い

 焦ること。いらだつこと。それは、すべて仕事における気負いに起因するのだと思う。負けない、負けないという気持ちなのか、ただただ疲れているのか。どちらか、というわけではなく、どちらもなのだ。
 いまは、翼を欲する。そして、根を張りはじめている。根と翼。いま、そのときなのだ。気負うことによって、根と翼をもつことを忘れてはいけない。そう自戒する。

[h23読了72]
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

 ウェブ時代は「志向性の共同体」が生まれる。ビジネスにおける「交響圏」こそが「志向性の共同体」なのかもしれない。見田宗介のいう情報化がもたらす「自由」や「解放」のひとつの形として、グーグルがあるのかもしれない。とにかく、自らの志向を問い続けること。結局それが、自己の解放という「自由」をもたらすのかもしれない。

[h23読了71]
残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

 残念にならないことは、問題状況に「気づいて」、状況に応じて「行動する」こと。そのためには、仲間と相手を知るとともに、時間配分とその効果を具体的かつ計量可能な形で把握し、実行につなげることが大事である。つまることは、自分の行動が継続的にプラスに他者へと波及させていくことが大事。

[h23読了70]

 コーチングのコツは「相手が何でつまずいているのかを見抜くこと」。そのために必要なのは、三つあると自分は思う。ひとつは、つまずきをつまずきとわかる、その学ぶ対象に関する体系的知識。2つめは、つまずきを見抜く洞察力。3つは、相手のつまずきに合わせた教授法である。昔、野村監督が桑田投手に「ツボを知っている人は多いが、コツを知っている人は少ない」ということを言っているのを思い出した。たしかに、マッサージや整体に行くとそれは実感する。ツボを知っているだけでなく、コツがないと、自分はリピートしない。もむ、おすだが、それが自分にとって快か不快かは明確に分かれる。きっと、コーチングも「コツを知る」ことが大事なのだろう。