2010-01-01から1年間の記事一覧

【h22 読了27】丸山眞男 人生の対話 (文春新書)作者: 中野雄出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る

ありとあらゆる事象に対する、具体から抽象、いわば原理的思考こそが、丸山真男の思考の型なのだ。が、音楽の対話もそうだったが、内容はおもしろいのだが、この著者の文章はまどろっこしく、冗長すぎる、というか、主述が捉えにくい。

【h22 読了28】創られながら創ること―身体のドラマトゥルギー作者: 真木悠介,鳥山敏子出版社/メーカー: 太郎次郎社発売日: 1993/07メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (4件) を見る

こうした「からだ」に徹底的に根ざした教育論は、規律を重んじる学校教育に導入可能なのだろうか。そして、それは公教育、近代における学校教育への根源的問いなおしにつながる。

【h22 読了29】ことばが劈(ひら)かれるとき (ちくま文庫)作者: 竹内敏晴出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1988/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 26回この商品を含むブログ (31件) を見る

「身体のドラマトゥルギー」の通奏低音となっている一冊。個人的には、「現存在分析」という実存主義的アプローチによって個をみる視点はなるほどと思うし、自分もめざしていきたい。

【h22 読了30】十牛図―自己の現象学 (ちくま学芸文庫)作者: 上田閑照,柳田聖山出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1992/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る

西田哲学、禅思想にもなじみがないので、かなり読むのに苦労をして、理解不可能であった。ただ、「空心円という自己の開け」「場所的自己」そして「場所」「絶対無」といったキー概念を詰めていけば、理解が深まっていくと思う。さらに、ニーチェの「ニヒリ…

【h22 読了31】断る力 (文春新書)作者: 勝間和代出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/02/19メディア: 新書購入: 8人 クリック: 309回この商品を含むブログ (270件) を見る

大切なのは、自分のキャリアに対するビジョンを持ち、そこからプライオリティをつけて、断っていくこと。断る力とは、己にとって何が大切なのかをみきわめらる力である。それは、いいかえれば、自分の人生観に基づいてキャリアを描くために行動していく力で…

ただ空しくなる。

7月は、気持ちがときめいたり、そして、空しくなったりと、気持ちの上がり下がりが激しい月だった。 特に先週はただただ空しくなって、なんとも言い知れぬ気持ちになり、情けなくなり、希望がなくなり、そして、苛立ち、焦燥、それらが渦巻き、仕事にも影響…

【参考文献】プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2000/07メディア: 単行本購入: 88人 クリック: 689回この商品を含むブログ (421件) を見る

自己変革のためのフィードバックの観点

連休につき、充電の3連休。整体以外は、家にひきこもり。そして、いろいろと思索をめぐらす。 いま流行のドラッガーは、8月にかならず反省の日日を作って、計画を立てたそうだ。そこで、自分を真似をしてみている。自分が何をすべきか、その優先順位をつけな…

【h22 鑑賞17】プロフェッショナル 仕事の流儀 第VI期 建築家 伊東豊雄の仕事 まだ見ぬ未来を、創造せよ [DVD]出版社/メーカー: NHKエンタープライズ発売日: 2010/03/26メディア: DVD クリック: 6回この商品を含むブログ (1件) を見る

絶対、このプロフェッショナルは怒ると怖そう。

【h22 鑑賞18】プロフェッショナル 仕事の流儀 専門看護師 北村愛子の仕事迷わず走れ、そして飛び込め [DVD]出版社/メーカー: NHKエンタープライズ発売日: 2007/10/26メディア: DVD クリック: 10回この商品を含むブログ (1件) を見る

医師は、部分へ、看護は 全体へ。

【h22 鑑賞19】愛pod@ルテアトル銀座

今田耕司主演の舞台。ちょっとホラーっぽいんだが。正直、暗転と舞台チェンジがまどろっこしく、舞台のスピード感、疾走感がなかった。話は表・裏の構造だけど、ちょっときりかえすぎと映像(字幕)の説明過剰が余計だった。

【h22 読了22】「できる男」の口説き方―銀座ママが教える (PHP文庫)作者: ますいさくら出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2004/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る

たまには、こういうのも。でも、正直ふーん。

【h22 読了23】成功術 時間の戦略 (文春新書 (443))作者: 鎌田浩毅出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/05/20メディア: 新書購入: 4人 クリック: 21回この商品を含むブログ (48件) を見る

ロールモデル勉強法は、ウェブ時代と同じ勉強法。

【h22 読了24】野村ノート (小学館文庫)作者: 野村克也出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/11/19メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 57回この商品を含むブログ (21件) を見る

ディテールを語れることがプロの証。原理原則の実践的指導が監督の仕事。やはり、原理原則を踏まえる実践が大切。そして、仕事のシステムをつかさどるルールを知ること。

夏がきた。

あらら、もう7月中旬。ときめきの、夏!?とまでは、いかないまでも、まあいい夏になるよう、ゆるゆるとやろう。

【h22鑑賞14】プロフェッショナル 仕事の流儀 中学英語教師 田尻悟郎の仕事 楽しんで学べ 傷ついて育て [DVD]出版社/メーカー: NHKエンタープライズ発売日: 2007/04/27メディア: DVD購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (9件) を見る

小さな工夫こそが大切。ディテールをおろそかにしない「健全な腹黒さ」と鋭いまなざし。

【h22鑑賞15】プロフェッショナル 仕事の流儀 ベンチャー企業経営者 飯塚哲哉の仕事 リスクを取らなきゃ人生は退屈だ [DVD]出版社/メーカー: NHKエンタープライズ発売日: 2007/04/27メディア: DVD クリック: 18回この商品を含むブログ (3件) を見る

空白こそが、創造的行為を生み出す。甘い言葉をかけるものは信用しない。

【h22鑑賞16】矢野・兵動20周年興行「漫才病」@ルミネ・ザ・よしもと

MVSに選ばれた兵動のコンビ興行。おもしろそうだから、はじめてコンビの漫才を観に行く。しゃべくり漫才ってこういうことなのかと思う。

【h22読了21】授業の腕をあげる法則 (教育新書 1)作者: 向山洋一出版社/メーカー: 明治図書出版発売日: 1985/06/01メディア: 新書購入: 10人 クリック: 35回この商品を含むブログ (9件) を見る

いま、自分にとって大切なのは、原理的思考である気がする。モウリーニョ本を読んでから、仕事をする上で、自分なりのコアとなる原則を持つことが大切だと思った。それゆえ、いろいろな職業から「原則」を引き出そうと思い、手に取った本。対象は、教員だが…

少しだけ振り返る。

土・日と休みができたので、土曜は出かけ、日曜は家でごろごろ。それにしても疲れがなかなかとれない。今週は、精神的にも、体力的にもタフな週だった。 そのなかで、いろいろと考えることもあり、そして、迷うこともある。ただ、思うのは、いま、ここは自分…

【h22 鑑賞12】プロフェッショナル 仕事の流儀 第VI期 農業経営者、農家 木内博一の仕事 誇りと夢は自らつかめ [DVD]出版社/メーカー: NHKエンタープライズ発売日: 2010/03/26メディア: DVD クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見る

印象に残ったのは、農業を商業ベースにしていく点で、村落共同体から排除の視線を送られたこと。その視線は、想像するに、黒澤明の『我が青春に悔いなし』において原節子が向けられた視線に他ならないのではないだろうか。。つまり、現代においても、そうし…

【h22 鑑賞13】プロフェッショナル 仕事の流儀 中学教師 鹿嶋真弓の仕事 人の中で 人は育つ [DVD]出版社/メーカー: NHKエンタープライズ発売日: 2007/10/26メディア: DVD クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る

学級という集団をつくるための方法としてのエンカウンター。鹿島氏がおっしゃられていた、いろいろなつながりがあれば、ひとつきれても、他のつながりにいける、つながりあう学級がいじめをうまないということはなるほどと思う。つまり、人々をネットワーク…

【h22 読了18】坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/01/10メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 39回この商品を含むブログ (107件) を見る

旅順攻略における参謀の無能さ、つまるところ、日本陸軍の機構的・人材的欠陥を徹底的にたたく巻。

【h22読了19】坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/02/10メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 34回この商品を含むブログ (97件) を見る

バルチック艦隊の背景にあるのは、ロシア王朝の硬直した官僚機構の腐敗。そして、それは、作者が国家運営において憂慮すべきこと。

【h22読了20】モウリーニョの流儀作者: 片野道郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/09/03メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 92回この商品を含むブログ (35件) を見る

モウリーニョのチームづくりとは、モウリーニョのフィロソフィーを具現化するための集団作りである。それゆえ、プレー原則の徹底が重要であり、それを浸透するためのトレーニングが入念に準備される。この本を読みながら、原則徹底という一貫した姿勢は、セ…

凝る。

休みなしで、ひたすら働きまくったら、さすがに頭も、体もヘロヘロ状態。 そういえば、今年のテーマは「整える」だったはず。机上整理もしなくては。あるいは、時間も整理して、効率的な時間の使い方をしなくては。 2010も半年たって、あらためて、整え…

【h22鑑賞11】竜馬暗殺 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2008/03/21メディア: DVD購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (39件) を見る@池袋・新文芸座

この作品が語られるとき、それは学生運動・68年・内ゲバという言葉とともに語られることが多かったので、見ておきたかった。撮影の粗っぽさは、「あえて」なのであろう。イージーライダーを見たときと同じ印象。そして、それが「アングラ」ってやつなのか…

【h22読了15】ウェブ時代5つの定理 (文春文庫)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/02/10メディア: 文庫購入: 69人 クリック: 1,766回この商品を含むブログ (139件) を見る

ウェブ時代において筆者が重要だと思える5つの定理を、シリコンバレーで生きる人々の言葉から抽出した、言い換えれば、シリコンバレーが持つ空気を言語化した著作である。今、ちょうど司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んでいるのだが、そこで活躍する「有能…

【h22読了16】ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/06メディア: 新書購入: 91人 クリック: 724回この商品を含むブログ (1207件) を見る

これまた「ウェブ時代」関係の著作。この著作を読みながら、ウェブ時代とは「内発的動機付け」の時代なのだと思う。学生時代に心理学の授業で、動機付けには報酬や地位といった「外発的」なものと満足感や達成感といった「内発的」なものがあると学んだ。こ…

【h22読了17】使う力 知識とスキルを結果につなげる (PHPビジネス新書)作者: 御立尚資出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2006/04メディア: 新書購入: 4人 クリック: 31回この商品を含むブログ (75件) を見る

ビジネスマンに必要な力は「使う力」であり、それゆえ、知識・技術を溜め込むのではなく、それによって何をするかが大事なのである。言い換えれば、知識・技術を、自ら意思決定し、人を動かすために「使う」ことが重要なのである。そのために大切なのは、結…