自己変革のためのフィードバックの観点

 連休につき、充電の3連休。整体以外は、家にひきこもり。そして、いろいろと思索をめぐらす。
 いま流行のドラッガーは、8月にかならず反省の日日を作って、計画を立てたそうだ。そこで、自分を真似をしてみている。自分が何をすべきか、その優先順位をつけながら、割り切ることを考えている。何を捨てるべきなのか、捨てることをひたすら考える。
 自分にとって大切なことは、捨てる思い切りを身に付けること。思い切りのよさと素直なこころ。
 青年マルクスが『経済学・哲学草稿』において、<疎外>という概念によって、自らの思考を鍛えあげていったように、自らはいかなるコトバによって、自らの思考を鍛えあげていくことができるのであろうか。それは、<成長>もしくは<個性>という概念装置かもしれないが、まだ自分には見えない。
 だが、自分のライフワークは何か、見えてきた。
 何か。
 それは、自分なりの『教育学・哲学草稿』を書きためること。いま、自分は、非営利的な組織において、人間を育てることに関わっているゆえ、そして、自分のテーマが、学生時代のある地点から、学ぶこと・かかわること・成長することへの原理的思考、すなわち教育哲学が私自身の原問題となってきた以上、それを追求していきたい。つまり、それが私を導く「灯火」なのだ。
 こうしたことを考えるきっかけになったのが、ドラッカーの『プロフェッショナルの条件』である。そこに書いてあった、フィードバックと自己変革の観点をメモしておこう。
 フィードバックの観点とは、「集中」「改善」「勉強」の3つである。

・集中すべきことは何か?
・改善すべきことは何か?
・勉強すべきことは何か?

 自己変革の観点は、次の7つである。

1.継続的努力
2.仕事に対する真摯さ
3.日常生活における「強みを活かす」ための継続的学習
4.評価が組み込まれている仕事の仕組み
5.記録とフィードバック
6.新しい仕事におけるニーズの把握