メッキが剥がれる

 結局は、「井の中の蛙」だったいうことだ。突き詰めずに日々をやり過ごしていたツケがここ一番で出たということだ。理屈は立っても、十分な実践が伴っていなかったことがよくわかった。

 ちっちゃいプライドが見事までに砕け散った。でも、それでよかった。改めて、自分を見直すことができたからだ。今のままではダメだ。このままの延長線上では、きっと変わらない。変わるチャンスは今だ。

 傷つくことを恐れては、進化することはできない、もちろん、今の中途半端な理論派という立場でいることも可能だ。しかし、いつかは、今回のようにメッキが剥がれる。

 自分を変えようということに気づくことができたのは大きかった。やっぱり、実力不足であることをまざまざと見せつけられた。これではいけないと誤魔化してきたことが、ここ一番で明らかになったということだ。

 ごまかす手立てを経験によって身に付けたからこそ、突きつけられた結果が今回だ。