モノから発想する。断捨離という考え方を知っていたとしても、モノを片付けないなら、その考えはないに等しい。あらゆる観念をもっていても、それはモノとして現れる。文字によって表現される。行動によってそれがどのような観念なのかを理解することができる。
いろんな考えを知ることより、掃除や運動といった物質的運動を伴う方が、実は世界の見え方や感じ方が変わってくる。確かに、思想書を読むことは自分の考えを深めてくれるかもしれない。けれども、私の気持ちを晴らしてくれるのは物質なんだ。徹頭徹尾、物質なんだ。
今までの自分は、心や精神といった観念を重視していた。しかし、それでは世界が暗い。明るくならない。気持ちが晴れない。むしろ、運動、掃除といった物質から発想することの方が自分を動かしてくれる。そういったことを実感した１０月だった。観念ではなく、物質から発想すること。それが、わたしを突き動かす。
