春がすぎていく。

 出会いの季節、別れの季節。季節は、時間の流れを感じさせてくれる。と同時に、もう春だから、そろそろああしよう、こうしようという心構えや見通しを与えてくれる。
 新年度になったが、仕事は変わらない。が、その一方で、いろんな仕事が増える。今年は、営業と新規開拓も加わった。自分にとっては、新たな経験となり、ストレスになるかと思いきや、そうでもない。それは、外に飛び出すということ、外の風を感じること、そして、外の人と話すことによって、自らの仕事を省み、客観的に見る機会となっているからだと思う。
 また、自分に対する見方も、去年あたりから変わってきたと思う。それは、それまで、自分の部署を支えていたベテランや中堅がごっそりと異動し、後にくっついていくだけでなく、自分も核となりながら仕事を進めていかなければならなくなったからだと思う。そして、他の部署の人と交わる機会が増えたからだと思う。
 しかし、ある種の疲れはとれない。それは、閉塞感という名の疲れだと思う。だからこそ、動こうと思う。こころも、からだも、軽やかに、しなやかに、それでいて実があること。
 こういった情勢だからこそ、あらためて『堕落論』を読む。大切なのは、必要であり、実質なのだ。
 そう思い、読了の形式も変えた。なぜか。その理由は分からない。ただ、直感的に変えるべきと思ったのである。だから、変える。ゆえに、我アリなのだ。というのは本当ではない。
 単に、次の理由からだ。それは、だいたい自分なりのテーマを掲げるのが、新年度であり、春ではないからだ。だから、読書も、新年度に合わせたほうが、自分としては区切りがよいからなのだ。つまり、区切りの問題だ。その区切りの方のほうが自分にとって、すとんとおちるのだ。
 詳しく言えば、春には、もう既にはじまっているのだ。新年になってから、こんなことを学ぼうとか言うこころづもりがあるからであり、ゆえに、そのラインではじまっているからだ。だからこそ、年度ではない、新たな読了の形式を設けたのである。

[11 読了29]

 都知事選があったので、ブックオフで100円で売っていたので買った。しかし、都知事選の結果は・・・。というわけだ。

[11 読了28]
部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~

部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~

 なかなか定時に帰れない職場だからこそ、定時帰るくらいの心積もりで、仕事を濃縮させねばならないと思う。定時に帰るというよりは、仕事量の多さに振り回されるのではなく、自分が仕事を粛々とやりきることだ。

[11 読了27]
哲学の謎 (講談社現代新書)

哲学の謎 (講談社現代新書)

 タイトルどおり、謎を謎のままにしている一冊。哲学というと、どうも「人生哲学」「経営哲学」というように、深みや重みを感じさせる。しかし、この著者のいう哲学と言うのは、とても軽やかであり、やわらかである。だが、それは日常のふとしたことを見逃さない細やかな感受性、思考しつづけるという忍耐力に裏打ちされた柔かな重みなのだ。

[11 読了26]
子どもをつなぐ学級づくり

子どもをつなぐ学級づくり

 つながる場所をつくること、それが、集団を率いるリーダーの役目だと思う。つまり、リーダーは引っ張るというよりも、媒介なのだと思う。すなわち、ビジョンを浸透させること、個と個をつなぐことによって集団の関係性を深めていくこと、それがリーダーの仕事なのではと思う。メディアとしてのリーダー。経営論とはメディア論につながるのではと思わせられた一冊。

[11 読了25]
堕落論 (角川文庫)

堕落論 (角川文庫)

 こういった時代状況だからこそ、堕落論。実質なのだ。実質への視線、それが自分にあう。よく考えたら、読了したのははじめてだ。学生時代、何度か読んだが、それは部分読みだったからだ。あらためて、一冊読了した。現在を読むための何かがあると思う。

[11 読了24]
個が深まる学び―安東小学校の挑戦

個が深まる学び―安東小学校の挑戦

 個を生かす教育とは何か、そのためにどう経営をしていけばよいのかを考える。基盤は、子ども理解からはじまる。そして、その理解はどうズレ、深まっていくかを認識することの大切さ。すなわち、理解と自分の理解の枠を自覚することが、集団を成長させるための重要な要素となるのだ。

[11 読了23]
残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)

残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)

「残念な〜」を読んでいる理由は、単に、仕事は熱心だが、疲れる同僚をあてはめようとしている、自分の心の浅ましさ。