あきらめの気持ち

 諦念という言葉がある。そして、いま心境をひとことでいうならば、諦念である。もう聞こえまい、変わらない、そんな悟りをもつにいたってしまった。聞くことは大切である。
 声を汲みあげる構えは、緊張感を漂わせ続ける結果、失ってしまう。力があることと傲慢であることは紙一重である。
 人がついていく、いかないの境目がある。自分とは、ちがう他者がいること。けっして、自分の信念が他者の信念ではないこと、それを認識しているか否か、そこに、集団の風通しのよさの境目がある。そんなことを感じる年度末である。

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サルトル―「人間」の思想の可能性 (岩波新書 新赤版 (948))

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哲学・航海日誌

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自由と行為の哲学 (現代哲学への招待Anthology)

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  • 作者: P.F.ストローソン,ピーター・ヴァンインワーゲン,ドナルドデイヴィドソン,マイケルブラットマン,G.E.M.アンスコム,ハリー・G.フランクファート,門脇俊介,野矢茂樹,P.F. Strawson,G.E.M. Anscombe,Harry G. Frankfurt,Donald Davidson,Peter van Inwagen,Michael Bratman,法野谷俊哉,早川正祐,河島一郎,竹内聖一,三ツ野陽介,星川道人,近藤智彦,小池翔一
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2010/08
  • メディア: 単行本
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