いきいきさせること。

 先日、カンブリア宮殿を見ていたら、サッカー前日本代表監督、岡田監督が出ていた。ノートや書斎などが公開されていた。
 それにしても、すごい読書量、勉強量。それを深めるノートなど、やはり代表監督というのは、大変なんだなと思う。いきいきとサッカーをさせるのが監督の仕事とかいうことを言っていたと思う。
 なるほど、と思う。自分も、ある集団をより良い集団へと組織、変容させていく仕事をしている。そこでは、やはり集団としての目標達成していくことや目に見えて、業績が上がっていくことも大切だが、個がいきいきとしていることが何よりもうれしいと考える。
 だが、いきいきって何だろう???とも思う。なぜなら、いきいきという、聞こえの良い言葉は、あくまでも、わたしがいきいきと感じる、主観的なものだからだ。
 そこで、大切なのは、その個、そして集団が「いきいき」と感じるものが、わたしの考える「いきいき」と響きあうよう、シンクロするよう、相互主観的に「いきいき」の感覚を磨き上げていくことなのだと思う。
 とすると、集団と個を組織し、成長させていくのが仕事である私にとっては、やはり多様な、感性を、感覚を、磨き上げる必要があるのだと考えた。だからこそ、読書、芸術鑑賞などが大切なのだと思う、ちいさな秋の発見。