読書と三連休

 ひとまず大仕事が一段落ついたところで、ちょうど三連休だったので、読書した。いま読書といえば、とりあえずビールならぬ、とりあえず『1Q84』だろうということで読む。いろいろと言及されているけれど、自身のパッチワークというか、引用、再構成、的な作品であるが、村上春樹自身が、今回の作品も含め、自身の作品群によって紡ぎだされる大きな物語を、どう終わらせるのか、いったい終わりはどこに行くのか、と読みながら思った。
 もうひとつ、『人間の未来』を読みながら、たぶんこの「人間的自由」だったり、「自由の相互承認」というタームや問題意識は、明らかに見田宗介の仕事と響きあう、正確に言えば、『現代社会の理論』の延長線上にあるだろうと思ったら、やはり最後に、資本主義を引き受けつつ自由の享受を目指す社会構想の端緒として『現代社会の理論』のことが触れていたので、納得。
 投資信託は、べつになんとなく、経済に興味があるというか、勉強しようかなと思ってきたので、はじめようとするための一歩として読んでみた。
 今月は、けっこう積読が解消できるかも。