指導の本質は何か、を問い続けること

 コーチングとか、カウンセリング、とかいろいろあるけど。まぁ、簡単にいうと、指導とか相談ってことなんだろうけど。それって、実際にやってみる段になると、ホント難しいなと思う。
 たとえば、指導するときって、まず「これを指導する」という明確な目的はある。が、実際、話を聴きつつ、反応しつつ、叱りどころを探しつつ、こちらの叱りどころを相手に聴かせるというプロセスのなかで、なんかうまく指導できていないなと感じることが多々ある。
 正直、相手の「気づき」を促す、ということはわかってはいるのだが、いかんせん、はなっから、こっちの叱りどころは決まっているわけで、相手をどうそこにもっていくかが難しいのだ。つまるところ、気づきを促しているつもりが、あっちに話は脱線し、こっちに話が戻りと、なんか指導が散漫になっていき、最終的には強引に叱りどころにもっていってしまう。そして、最悪の場合、脱線した話の中で、あれも指導、これも指導とか、指導しまくりって状態になってしまい、すっかり相手はクローズ状態になってしまう。
 だったら、最初からうだうだいわず、叱りどころを提示すればよかったな、と思う。単純に、なんでこういう話をしているかわかっているかを相手に聴いて、わかっていたら、そのことを再確認させて、わかっていなかったら、これがダメと単刀直入に言ったほうがいい気がする。その後に、聴くことに専念すればいいのかなと。
 要は、指導する側が、ここが叱りどころ、といった指導すべきポイント、この指導の意味は何かという、本質をつかんで、それをめがけるしかないのかなと。時間をかけずに、さっぱりと。
 といっても、相手を前にすると、またズレた指導してしまうのかなっと思うが・・・。