近しい人に、視野の狭さをよく言われる。上から目線の言動を指摘される。
そんなつもりではなかったのに、指摘されれば「なるほど」と思う。謙虚を装っているけれども、本質的に「上から目線」なのだ。プライドが高いのだ。端々に滲み出てしまっているのだ。
人よりも「知っている」「考えている」、そんな思い込みが自分の思考行動様式を狭くしている。決して今に始まったことではない。10代の頃からそうだった。
「1か0か」で考え、物事を分散してやらないことにも表れている。ゼロベースで考え、行動することができない。偏見によって自らの言動を狭めている。判断を他者に委ねがちになってしまう。
他者を見る目が「上から」なのだ。自身の経験は大したことではない。わかっているような口をきいてしまう。そんな自分を検証せずに過ごしていたことに、どうして気づかなかったのだろう。