日常をていねいに

 電気をつけたまま寝る。歯磨きを忘れる。シャワーで済ます。そんな生活を続けていると、身体は疲労感でいっぱいになる。忙しいから、そんな生活が続いてしまう。そうして、気持ちも滅入ってしまう。

 ふろ、そうじ、せんたく、ふつうに生活していればあたりまえのことなんだろう。あたりまえのことがあたりまえにできなくなっているときは危険信号。あたりまえのことを後回しにしてしまうというのは、心に余裕がないということだ。

 朝起きて、トイレそうじをして、体重を計り、コーヒーを入れて、仕事を始める。夜は、温かい飲み物を飲みながら、手帳を開き、1日を振り返りながら、読書し、ジムで走り、英語の勉強をする。そんなルーティンが、充実した日々といえる。

 休日を楽しみにしたり、充実させることはもちろん大切。でも、日々の自分の習慣がどれほど豊かなのか。いいかえれば、日々の充実こそが、心の平静につながってくるのではないかな。