こうしたい、ああしたいと意識はある。しかし、なかなか行動に移せないである。そんなときにどうするか。それは、それを実現するためのモノをつくる、もしくは獲得するのである。
結局のところ、何かをするためにはなんらかのモノ=道具がいる。例えば、これまでのデータを整理したいと思えば、データを削除するだけでなく、フォルダをつくって整理する必要がある。そのモノがあることによって、わたしの欲望は喚起される。そして、その欲望はモノを通じて実現される。ならば、意識と行動のつなぎ目にモノがあるといえる。
その一方で、モノが多すぎると、逆に行動しなくなる。あれこれが目に入って逆に億劫になってしまう。その結果、その意識が自分にとってのストレスになる。その結果、モノがたまり、雑然とした環境にわたしは埋めこまれてしまう。それによって、欲望が喚起されるというよりは、何もしないということになってしまう。
モノを適度に持つこと、そして、モノを適度に捨てること、その整理の塩梅こそがモノとの付き合いで大事なことな気がする。