【14−08】新人の効能

 こう書いていて気づいたのは、新年度ネタが多いこと。きっと、それだけ今年度はフレッシュな感覚につつまれているのだろう。一番ポジティブな感覚で日々を送っている気がする。それは、慣れなのか自信なのか、よくわからないけれども、一番はやるべきことが絞られていて、しかもゴールが見えているということだと思う。
 そうした自分の事情もあってか、今は周りが見えている。そうすると、新人のよさに気づく。新人って、やっぱり大事だと思う。その新人への接し方でその人の人となりが見えてくるからだ。そして、いろいろと聞かれ、答えることで、自分の考えてくることや仕事が言語化され、自身を振り返ることができる。さらに、よくも悪くも、見られることで、「ちゃんとやらなくては」という緊張感をもって仕事に臨むことができる。
 そこで、大切なのは、自分のできなさに対して、言い訳をしないことだと思う。できなかったらできなかったで、ここがうまくいかなかった、これが課題だったということを素直に反省できることだと思う。最初から、「おれできないから」「適当だから」などとしてしまうのはよくないと思うし、必死な新人に対して失礼な気がする。また「できない」といいつつも、自分を大きく見せるような、人よりも高見に立った発言をするのは、長い目で見れば、説得力を失い、「信用借金」を積み上げることになってしまう。
 やっぱり、新人に対しても、先輩風をあまり吹かすのではなく、誠実に素直に謙虚である必要があることを自戒する日々である。