時間軸と忘れること

 『千円札は拾うな』という、ちょっと前に売れた本を風呂の中で読む。
 読みながら、考えたこと。要は、時間軸で考える。たしか、マネックスのCEOの松本大氏も似たようなことを描いていたと思う。つまりは、それを現在ではなく、将来的な価値まで見込んで考えるということである。
 もうひとつ気になったこと、それは、日本人はかなり変化対応力が高い人々だということ。つまるところ、いろんな過去のものをひっくるめて、「ぽいっ」と捨てられる、ある意味潔い民だということである。でも、それは言い換えれば忘れっぽいともいえる。なんか、野田秀樹「オイル」の、「どうしてガムをかめるの」といった科白を思い出した。
 変化できる、忘れやすい、それが日本人の性質というものなのだろうか。