繰り返す、繰り返す。

 だいたい、自分が「なんなんだよ」とよくわからないことで怒り、ストレスがどんどん増幅してゆくときは、たいがい、おもったことがうまくいっていないとき。あれもやろう、これもやろうとおもっているが、結局どれも中途半端になってしまう、そういったとき、必ずといっていいほど、いらつく。

 これまで、こういった習性があるということは、把握していたつもりであったが、やはり実際にはそんな把握は忘れてしまう。つまるところ、そうしった自分の習性とつきあうしかない。
 では、そんなときに、どうするか。これも、決まっている。不安を分割するのである。何が、不安であり、不満なのか、それを一気に吐き出す。もちろん、他人ではなく自分に対してだが。そして、それがわかったところで、不満と不安の分割をして、焦点を定めてゆき、ブログに書きつけ、確認してみる。けっこう、自分にとって、ブログは秘密兵器なのだ。
 じゃ、何をしようか。それを書き出そう。どうせ、4月から就職しちゃうんだから、学生のうちにしかできないことをしよう。旅行、それはそれであるので、おいといて。たぶん、原理、原則となるおもたーい古典を読む、ということかなとおもう。そんなこんなで、整理すると。自分は、学際系の領域のゼミであったものの、基本文系なので、主に人文系と社会系の古典にちょうせんしようかな、とおもう。

 そこで、to doリストならぬ、to readリストを挙げよう。しかも、最小限に。

 とりあえず、人文系というか、原理原則といえば、哲学っしょ。ということで、近代哲学の大物ということで、デカルトとカントとか迷ったが、『方法序説』とか『啓蒙とは何か』とか、短めのは読んだが、主著である『省察』と『純粋理性批判』は読んだことがなかったので、どっちかだろうとおもうが、重たいのは、カントということで、カントを選ぶ。そして、人文系といえば、やはり文学。文学といったゲーテファウスト』か、ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟』かって感じだが、両者とも他の作品はいくつか読んだことがあるが、ここは最近のブームに乗っかりつつ、村上春樹が推しということで、後者に。あとは、せっかく人文系ということだから、芸術もということで、読むというよりは、観るということで、ドストエフスキーを挙げたことだし、黒澤明全作品にしようと思い立つ。あとは、社会系というか、社会科学系だ。としたら、やっぱり、学生で社会科学系の古典といったら、マルクスかウェバーだよな。一応、前者は『宣言』『ドイツイデオロギー』『経哲草稿』は、後者は『プロ倫』『社会科学の方法』を、まったくもって??だったけど、読んだことがあって、どっちか迷ったが、ここは、最高峰に挑戦しようかなと、おもったので、『資本論』を。

 というわけで、がんばって、就職するまでに、

哲学:『純粋理性批判』(カント)
文学:『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー
社会科学:『資本論』(マルクス
芸術:黒澤明全作品

 にチャレンジしようとおもう。まぁ、頓挫する可能性も大だが。このうち、どれか制覇できたら、学生時代の最後としては、いいかなと軽い気持ちで、やってみようと。あと、息抜きで、英語も、入試に使った速読・速聴を使って復習していこうっと。テーマはよくばらず、最小限に集中して、適度なあきらめ。