見えるリーダーシップと見えないリーダーシップ

 今朝方、朝「がっちりマンデー」を見ていた。この時間は、大概僕らの時代を見るのだが、今日はお休みで、がっちりマンデースペシャルがやっていたので、それを見た。
 毎年、マクドナルドの藤田社長が出てくるのだが、この方のオーラというか胆力というか、画面からでも伝わる鋭さはすごい。その語り口もとてもストレートで、好きだ。
 そこで、リーダーシップについて次のようなことをいっていた。

 「リーダーシップには、見えるリーダーシップと見えないリーダーシップがあって、その2つをもっているのが、人間としての度量が大きい」

 細かい点はちがっているかもしれないが、要はリーダシップは2つあり、その2つの幅とがリーダーとしての大きさである、ということだ。
 これを聞いてなるほどと思う。というのも、リーダーシップというと、どうしても「見える」ことを評価しがちだからだ。しかし、「見えない」リーダーシップもあるということだ。どちらが重要なのではなく、どちらも大切で、それを自分のリーダシップの幅として持つことが肝要なのである。
 そして、さらにこんなこともいっていた。

 「自分の評価を下げることも大切」

 つまり、あえて自分の評価を下げることも、指導者として大切である。しかし、この言葉を裏返すならば、評価が下がったとしても、それを跳ね返せるだけの己の力量に対する自信があるということなのだと思う。
 ふたつのことをまとめると、リーダーシップに大切なのは、幅の大きさでであると同時に、自分の評価を下げても組織を推進させようとする勇気と自信なのである。ひとことでいえば、人間としての度量の大きさである。陳腐かもしれないが、その人の度量の大きさが、その人のリーダーシップにおける力量なのである。