今年度1冊目はこれ。理念として「ほめることの大切さ」を説くのではなく、「ほめるためにはどうすればよいか」というプラクティカルな一冊。
たしかにほめることは重要である。しかし、その一方で「ほめる」ということは難しい。なぜなら、叱りたい、怒りたいという欲望を「ほめる」という行為に反転させなければならないからだ。
つまり、「ほめる」技術に必要なのは、そうしたストレス耐性なのではないかとおもう。いわば、ほめる」ための心構えとしての「忍耐力」である。したがって、ぜひ「ほめる」技術と同様に、「たえる」技術というのを読みたいなと思った。